
昨今の新型コロナウィルス感染拡大につき、いろいろな神頼み的なものにもすがりたいという望みが、一般の人々の間で高まってきています。
それを象徴するのが、「アマビエ」です。
この「アマビエ」というのは、疫病を鎮めると言われる半人魚型の妖怪です。
なんで最近になってこんなに話題になってるか、ご説明しますね。
新型コロナウィルスの流行を受けて2019年2月27日に、「疫病退散に効果があるとされるアマビエの力を借りよう」「コロナウィルス対策としてアマビエのイラストをみんなで描こう」という発想から、妖怪掛け軸専門店「大蛇堂」が、アマビエ解説とともにイラスロ作品をツイッターにアップしたのがきっかけです。
この考えに賛同した多くのツイッターユーザーが次々と、自作のイラストをツイッター上にアップしていき、大き社会的なムーブメントとなっていきました。
このアマビエのイラストはフリー素材を扱うサイト「いらすとや」にも数多く、掲載されています。
■いらすとや
厚生労働省が新型コロナウィルスの流行を受けて、若者向けの啓発として、アマビエのアイコンをHP上に掲載したりもしましたね。

また、あの大手広告代理店「電通」も先日アマビエの名前を商標登録出願したことも話題になりました。
この記事では、アマビエを初めて知った方向けに、サクッと簡単に情報をまとめておきましたので、ご覧下さい。
アマビエってどんな妖怪?
このアマビエという妖怪は、時をさかのぼること江戸時代に、肥後国(現在の熊本県)に現れたとされていて、当時の瓦版にもその絵と文が記されています。
当時、肥後国の海で夜ごとに光が発生していて、不審に思った役人がそこを訪れると、アマビエと名乗るものが出現し、役人に対して「当年より6カ年の間は諸国で豊作が続く。しかし同時に疫病が流行するから、私の姿を書き写した絵を人々に早々に見せよ」と予言を告げて、海に帰っていったとされている。
同種類とみなされる妖怪として、アマビコ、アリエなどがいる。
上記のような妖怪なのですが、あくまでも噂というか、そういった存在なので、信じるかどうかは・・・

はい、ぶっこみました~(笑)
まあ、こういった都市伝説的な話には欠かせない方なので、登場していただきました。
なんで、書き写して見せるのか?
ちょっと疑問に思ったかもしれませんが、なぜ「アマビエ」は自身の姿を書き写して、人びとに見せるようにいったのでしょう。
実は、珍獣・幻獣の姿を見ると、除災招福のご利益が得られるという考えが昔の人々にはあったからです。
また、舶来物のラクダ、象や人魚などを描いたものは「護符」としての機能も持ち合わせていると考えられていて、見たり、貼っておいたりすると寿命が延び、悪事災難から逃れられるとも考えられていました。
こういった考えは・・・

また、やっちゃった(笑)
でも、アマビエって良い妖怪なので、おどろおどろしい感じはしないので、関さんのイメージとは、ちょっと違いますけどね。
そんで、効果あんの?
でれで、効果はあるんでしょうか?
正解は・・・
自分ではわからないのでこの方に聞いてください。

はい、お笑いで言う所の「てんどん」です(←どんだけ関さん好きなん? 笑)
まあ、そんなネタは放っておいて、答えを言うと・・・
アマビエは明言していないのです。
ですが、同種とみられる「アマビコ」は、自身が現れた時に、「私の姿を見るものは無病長寿、早々にこのことを全国に広めよ」と言っていたとされています。
ですので、もともとは「アマビエ」よりも「アマビコ」の方が流行っていった方がベターだったのです。
まとめ
なんだか、関さん三昧になってしまいましたが、(←確信犯 笑)
こういったファンタジーって、人びとの心を明るくするだけで、そのご利益があるし、一大ムーブメントになったことにより、日本国民の連帯感が高まり、これからのコロナ終息後も国難に立ち向かっていけそうです。
なによりも、そういった国民の意識を鼓舞してくれたことが最大のご利益だと思うのです。
目いっぱい、そのご利益を享受しちゃいましょう。
コメント